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児童虐待防止及びDV・デートDV予防啓発事業
事業の具体的な成果等について

(成果)DV・デートDV予防講座事業では、生徒のみならず先生方にも適切な情報を発信していくことが重要であるとわかった。デリケートな部分であるがゆえに、先生方もどんなふうに生徒に発信してよいのか、どんな対応が良いのか判断しにくいところがあるのだということがわかった。

更に、実際に学校を訪問して先生と話す中で、(私見ではあるが)通信制の高校は、公立高校等よりも情報が少ないという実態も知ることができた。同じ高校生であるとともに、通信制の高校は、特に公立校の生徒よりも傷つき体験を多く持っていることがあるため、より手厚い支援と情報共有が必要であると思うが、情報が遮断されるという表現がピッタリくるくらい何か不公平感を感じた。そういった部分に事業として継続的な支援ができると良いと思った。

また、「デートDV防止みやぎ」からの協力を得て、実際の講座運営の指導を受けることができたことは、自分たちの専門性を高めることにもなり、より多くの成果を得ることができた。

親学習「スターペアレンティング」実施事業では、参加者のリピートがあり、継続的な学習の機会が求められていることがわかった。こういった機会、場所があると、閉塞的になってしまいがちな子育てにも息抜きの場ができ、より大きな成果につながる。一言感想の中で「誰に相談していいのか、こんなことを相談していいのかと迷う気持ちから、一人で抱え込んでしまっているのかもしれないですね」というこの発言には共感する参加者が多かった。

母親に過度の期待が寄せられ、それが時に大きなプレッシャーになっている。そしてそれが結果的に母親を追い詰めているのだろう。だからやり方を変える、見方を変える、そんなちょっとしたことができにくい状況になっている。誰かが気づいて声をかけてあげられればいいのだと思う。

「こんな風にしたらいい」という情報は既に持っているのだが、一人で継続することはなかなか難しく、結果的に挫折してしまいがちな状況も見えてきた。それを打開するために、同じような悩みを抱える仲間がいること。そこに的確なアドバイスを提供してくれるひとがいることが重要になってくる。

今後も継続して学習会を実施していくとともに、学習だけでなく、交流が図れるような場を作っていくことが望まれる。

児童養護施設プログラム事業では、子ども達の心に寄り添う時間を多く取り入れられるような配慮をした。施設側からの相談の中で、子ども間の暴力、特に性暴力があるということが挙げられた。

性暴力はなかなか本人からの訴えができにくく、職員が気づくころには、被害を受けた子どもの傷つきは計り知れないという。

また、職員もプレッシャーの中で精一杯の対応を心がけているのだが、まだまだ閉鎖的な考えに偏ってしまいがちな部分があるという。そこで、今回は、職員向け研修の講師に、J?CAPTAトレーナーを呼び、実践トレーニングを兼ねながら研修を実施した。また、子ども間の虐待や性暴力への対応として、神奈川で子ども向けプログラムを独自開発して先駆的に取り組んでいるグループから、中心的メンバーを呼び、ワークショップを実施した。

一緒にワークショップを実施する中で、言葉一つ一つの使い方や、子ども達を参加させる関わり方、小道具の使い方など、様々な気づきや情報を得ることもできた。さらには、今取組実施しているプログラムは、日本の子ども達に遭うようにと改良されてはいるが、宮城の子ども達に合うプログラムと、ニーズに添う新たなプログラムの開発という自分たちの今後の課題も見えてきた。

今回の事業の中で、それぞれに計画を立て事業に取組んだが、実は根底につながるものがあると実感した。そして、事業継続を期待する利用者の方々のみならず担当者など多くの方々からの反響とこの成果を、今後の事業に活かしていく こととしたい。

(課題)今回の事業では、参加者が各回とも少なかった。今後はパンフレットなどで工夫し、多くの参加者を確保したい。

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